株式会社しずおかオンラインが運営する生活総合情報メディア「くふうLive!」は、「NPO法人ふるさとネッツ」と連携したプロジェクト「女子がゼロから家づくり@千葉県長柄町」が4年を経てログハウスを完成し、10月8日（日）に竣工式および内覧会を開催しました。
本プロジェクトは、林業を通じた千葉県長柄町の地域活性化や、荒廃林の有効的な利活用による環境への配慮を目的としたSDGsプロジェクトです。「くふうLive!」でインスタグラマーやライターとして活躍する千葉県出身の女性4名が「DIY女子部」を発足。ノコギリも持ったことがないDIY初心者の4名が、荒廃した森林に生えている木の伐採から柱に使用する木材の加工、外装から内装までの工程を行い、このたび4年の歳月を経てログハウスを作り上げました。
ログハウスの完成を記念して執り行われた竣工式には、長柄町の月岡町長や地元企業など、本プロジェクトの関係者およそ50名が参加。鏡開きをアレンジした薪開きや、「DIY女子部」を中心としたプロジェクトメンバーへの「セルフビルドサポーター」※の資格贈呈などが行われました。完成したログハウスは、長柄町への移住に興味がある方に向けた、お試し居住の滞在先として活用していく方針です。
※特定非営利活動法人ふるさとネッツが認定する民間資格。自分で家を建てる（＝セルフビルド）ための、知識や技術を認定するもの。
（上）およそ50名が参加した竣工式 （下）薪開きの様子
「長いようで、あっという間の4年間でした。作業中は、本当に完成するのかな、と不安に思う時もありましたが、実際に完成するとどこか寂しいです。4人全員が子育てをしながらでも、多くの方にサポートいただきながら新しいことに挑戦して、見事それを達成できたことが本当に嬉しいです。」
同プロジェクトが発足した2019年、千葉県では同年10月の台風21号などによる記録的大雨で河川が氾濫し、多くの被害をもたらしました。特に長柄町においては、杉が道や家に倒れて電線や道を寸断し、大規模な停電を引き起こすなど、くらしにも大きな影響が及びました。そんな荒廃杉林の一部を活用して家を建てることで、地域活性化や持続可能なまちづくりに繋げたいという想いから生活総合情報メディア「くふうLive!」※1の編集部が立ち上がり、「Team くふうLive!」※2 として活動するメンバーに声をかけて「DIY女子部」 を結成。長柄町の地元企業やNPO法人「ふるさとネッツ」など、多くの方からのサポートを受けながらメンバーと編集部が中心となって「女子がゼロから家づくり＠千葉県長柄町」プロジェクトを進めてきました。荒廃杉林の木々を伐採し土地を整え、伐採した木を活用して柱などに使う木材を作るところからスタートし、2021年8月には上棟式を実施するなど、地域に根付いた官民一体のSDGsプロジェクトとして多くの注目を集めました。
※1 2022年12月にブランド名を変更。本プロジェクトの発足当初は、「ヨムーノ」としてウェブメディアを運営。
※2 「Team くふうLive!」＝くらしに関する様々なジャンルのマニア（公式インスタグラマー）。2022年12月のブランド名変更に伴い、発足当時は「ヨムーノメイト」。
【参考記事】
・くふうLive! ： 『日本初「女子がゼロから家づくり＠千葉県長柄町」プロジェクト開始』
https://live.kufu.co.jp/posts/60021
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