ページのイメージ
グルメ出版・SP 2017/05/10

あの時、こう撮った(3)

あの時、こう撮った(3)
森島吉直
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。カメラマンの森島です。5月になりました。新緑がまぶしいですね。日差しも柔らかく、これから梅雨入りまでの間は、カメラを持ってお散歩するのが楽しい季節です。

 

さて、今回はwomoグルメ撮影記を書きたいと思います。まずはこちらの写真をみてください。

つぎにこちらを。

上の写真は最近撮影したワイン。そして下の写真は以前、別のカメラマンが撮影してくださったものです。どちらも同じお店のワインなのですが、かなり印象が異なりますね。

先に撮影された下の写真は高級感がありカッコいい感じの写真です。対して上の(今回の)写真は「女子会にありそうな、カジュアルな雰囲気で撮ってみましょうか」という要望に応えたものです。どちらの写真も画像そのものとしては問題のないものだと思いますが、撮影テーマが異なるとこれだけ変化することを記事にしたく写真を用意しました。

さて、今回の撮影では「カジュアル」という言葉が出てきました。そもそもカジュアルとはなんでしょうか?辞書で調べると「気軽な」「くつろいだ」という言葉が出てきます。そういう意味では下の写真も、例えば「バーでくつろぐ大人の雰囲気」といった表現のひとつとしてならば、カジュアルの仲間と言えそうですね。

ところで今回の要望には「カジュアル」のほかに「女子会」といった単語も出てきています。つまり、重要なのは写真に求めるカジュアルさは誰に向けたものなのか?ということではないかと思います。

このような経緯で、今回はワインの撮影ではありますが、女性を撮る時と同じような明るく柔らかな光を最初に用意し、つづけてグラスの輪郭を立体的に見せるシャープな光を足して光をつくりました。次にお店にあったランチョンマットとリースをテーブルに用意して、ワインはラベルが柔らかな印象のものをお店の方と一緒に選んでセッティングしています。つまり、大げさですが、被写体を少し女性に見立てて撮っています。

 

こんな思考が働いて撮影した写真ですが、今見直してみると撮影時に「女子会の中でもどんな女性たちが集まっている想定だったのか?」というところをもっと詰めても良かったのかなぁとも思います。一口に女性と言っても、みんな柔らかく明るい光で撮れば万事OKというものでもないんですよね。と、いうことでwomoの撮影では「女性の好みや行動」がよく理解できていることがとっても大事なことなのかもしれません・・・これは、なかなか・・・

や、なんか、書いていながら方々から突っ込まれそうな展開になってきましたね(汗)

いずれにしても「だれにどんなテーマで撮影するか?」このことがハッキリすれば、自ずと撮影方法は見つかります。そんなことで、今日はこの辺でおしまいでございます。また次回、森島のうんちくにお付き合いいただけたら嬉しいです。

Category

Ranking